2005-01-01から1年間の記事一覧

十年ぶりのお茶漬け

阿里山の生わさびをもらつたので、お茶漬けに。市販のお茶漬けの素を使つただけだにしては、うまかつた。わさびがいい。 考へてみると、ここ十年くらゐお茶漬けを食べた記憶がない。現在台湾には日系のスーパーもあり、日本の食材などいくらでも手に入るが、…

『お言葉ですが…〈6〉』

お言葉ですが…〈6〉イチレツランパン破裂して (文春文庫)作者: 高島俊男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/07/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (21件) を見る週末の長距離通勤の時のためにとつておかうかとも思つたのだけ…

桃園神社についての例の記事

前回の日記(id:tinuyama:20050910)で玄史生さんと浦木裕さんに教へていただいた例の記事を読んだ。 忠烈祠 將販售日式原味(「聯合報」八月二十日) http://www.udn.com/2005/8/20/NEWS/DOMESTIC/DOM3/2852987.shtml (写真あり) 呆れた。現在は忠烈祠*1…

桃園神社についてのニュース

浦木裕(id:kuonkizuna)さんのところから。「ハワイ以外唯一、海外に殆ど無傷で残った神社建築」だつたのですね。この桃園神社、現在は「忠烈祠」といふ戦歿した人の御霊をまつる祠になつてゐるのですが、その改修計画に対して退役軍人会からの強い抗議があ…

あゝ「札幌咖啡館」……

また台風が台湾直撃コースで接近中だとか、台湾新幹線の開業が一年遅れて来年の十月になるのだとか、こちらのテレビで映画『電車男』の紹介をやつてゐた(「御宅族」ださうですよ)とか、いろんなニュースがあつた一日ですが、一番ショックだつたのは、喫茶…

初日

昨日から新しい場所でのクラスが一つ始まりました。塾ではなく、市民講座のやうなところで、午後六時五十分から九時四十分までといふ時間帯。受講生はほとんど社会人で仕事が終つてから来るのですね。最近は若い学生相手の授業が多かつたので、平均年齢が高…

ドーナツ屋店仕舞

昨日の「聯合報」で目にした記事。 台式甜甜圈加盟店 兩個月收掉 30 家 去年十月起,統一Mister Donut在台掀起甜甜圈熱潮,台式甜甜圈順勢興起,成為繼蛋塔之後,全台的發燒食品。但不到一年,台式甜甜圈熱潮消退,台北地區在兩個月內就收掉超過三十家的甜甜…

台風が去つて

至るところで木が倒れてゐます。後片付けが大変さう。 八月三十一日の日記に研修会の記録を書いていきます。少しづつ追加して行くことになりさうですが、よろしかつたらご覧ください。

台風

現在台風が通過中。すごい風。窓に叩きつけられた雨がアルミサッシの下から内側に入つてきてゐます。テレビも昨日の夜から映らなくなつてゐます。 昨日の研修会は台風接近のため時間短縮になつてしまひましたが、期待通りの内容でした。今日中にやらなければ…

まだ続く……

二時間目(柳瀬陽介先生)実践研究と授業分析について さて、九十分授業の二時間目は英語教育の柳瀬先生。講義タイトルは「授業分析」となつてゐるものの、台中ではやはり時間が足りず授業のDVDを見るところで終つてしまひました。 ところがですね、今回の研…

続き

一時間目(横溝先生)ティーチャートークと媒介語使用(続き) 以上のやうな少し長めの導入の後、いよいよ本題「ティーチャートーク」について。 先づ横溝氏自身の「傾向」として以下の二つが挙げられた。 意図的にゆつくり話すことはせず、自然な速さを心掛…

2005年度夏季研修会

交流協会が毎年二回開催してゐる日本語教師向けの研修会。日本から講師を招き、台北・台中・高雄の三都市を回つて行はれる。去年までは各会場二日間の日程だつたのだが、今年は台中だけ一日のみの開催となつた。台中はもともと参加者が少なかつたうえに、去…

明日は2005年度夏季研修会

明日は交流協会の日本語センターが主催する日本語教育研修会(台中会場)。 テーマ:「教室内での教師のことば:理論と実践」 講師:横溝紳一郎先生 柳瀬陽介先生 日本語センターニュース(財団法人交流協会日本語センター) 過去二回参加して本当におもしろ…

「次第」

上の『渇きの海』を読んでゐて目にとまつた表現、「終わりしだい」。 これが完成すれば、われわれはただちに空気の供給を――さらに、もし必要なら、食糧と水の供給も――開始する予定であります。したがって、このパイプのとりつけが終わりしだい、みなさんがた…

『渇きの海』(アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫)

週末懐中電灯で読んでゐたのがこれ。suikanさんのところで紹介されてゐたのを見て購入(http://d.hatena.ne.jp/suikan/20050805/1123243342)。 月で遭難した観光船をタイムリミットまでに如何にして救ひ出すのか。救出する側とされる側、双方の人間ドラマを…

手電筒(懐中電灯)

(中文の練習) 一整天教書,就連下課後還是一直持續興奮狀態。不能馬上平復下來。所以坐客運回家的三個小時的路程對我來說是最適合看書的時間。 但是有的巴士裡的電燈壞掉或設計不良,光線照不到我身邊。手上有書,有時間,而且精神很好,沒辦法看書的話,…

『夕凪の街桜の国』(こうの史代)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2004/10/12メディア: コミック購入: 60人 クリック: 1,350回この商品を含むブログ (1129件) を見る今週の月曜日に読んで以来、ずつとこの物語について考へてゐます。…

お酒バトン

銭衝さんからいただきました(id:QianChong:20050822)が、実は私は飲めないのです(汗)。といふわけで残念ながら参加できません。 昔日本にゐた頃は飲み屋でバイトしてたこともあつて、ある程度は飲んでゐたんですが、日本を離れてからといふもの、全く飲め…

上班途中遇上了傾盆大雨。雨下的太突然來不及穿雨衣。全身溼透了。 スクーターで通勤途中に突然の大雨。雨ガッパを着る間もなく全身ずぶ濡れに。最近午後になると毎日雨だな。

使ひ捨て用の箸に残る漂白剤

江月けいさんの「ほんじつも台湾なり・中文的新聞」のエントリーを見て、自分も一言。 黒心白筷(「ほんじつも台湾なり・中文的新聞」) 台北市の衛生局が台北市内の量販店などで検査した五十七件の使ひ捨て箸、爪楊枝、竹串などのうち、七十五パーセントに…

「三K」台湾國語に?

今日の「聯合報」の記事の中に「三K」といふ言葉が使はれてゐるのを見て驚いた。 台湾に於ける外国人労働者数が史上最高を記録した(三十六万一千人*1)といふ記事なのだが、「辛苦、骯髒、危險」と書いてあるので、ひところ日本で言はれてゐた「きつい、き…

台中市民廣場

市民廣場が変だ。人がゐなくなつてゐる。自分が市民廣場に行けるのは火曜日か水曜日の午後ぐらゐなのだけれど、平日にしても人が少なすぎる。 さう思つてゐたら、数日前にやつとその理由がわかつた。犬を連れた女の子が芝生の中に入つて来た途端、管理員が現…

台湾メディアは郵政解散をどう報じたか?

またまたgryphonさんからお題をいただいたわけですが(id:gryphon:20050810)、正直これは私の手に余ります(苦笑)。数ある記事を読みこなすだけの中国語力がまづありません。が、そんな事を言つてもしかたがない。自分が目にしたものだけに限つて、といふ…

台湾での総合格闘技(gryphonさんへ)

遅くなつて申し訳ありません。そちらのコメント欄(7月15日)にbass & co.さんがお書きになつてゐることと重なる部分もあるのですが、少し書いておきます。 台湾のケーブル局には、ほぼ一日中プロレスを放映してゐるチャンネルがある。 確かにさうなので…

助詞の省略について(gryphonさんから)

山本キッドの喋り、やばいのかやばくないのか。http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050806 ところでキッドのキッド言葉は「あいつ、ヤバいっすよ」「ハワイ、いいとこっすね」という風に、要は「てにをは」を抜いているんだよね。 これは頭悪く聞こえるリスク…

「た途端(に)」

また台風が接近中。授業中は小雨だつたのだが、終つて外に出「た途端」、どしやぶりになつた。おかげでずぶ濡れ。 さて、この「た途端」といふのは日本語能力試験二級に出題される機能語のひとつ。参考書などでは「時間的同時性」を表すものとして、「と同時…

何もできない月曜日

中文の練習です。 由於最近我的課集中於週末,而且往返台北跟高雄跑來跑去,禮拜天晩上回到家時已經零晨一點半了。隔天早上眼睛睜不開好像被強力膠黏起來的樣子。起來後,頭腦昏昏沉沉什麼都不能做。回想起去年和前年的夏天,沒有休假日。今年感覺特別累,我…

間違ひ

今日生徒に作文の添削を頼まれて直した部分。どれも北京語話者の典型的な間違ひと言へるものでせう。 ×家庭主婦→主婦 ×夜の時→夜 ×おいしいの物→おいしい物 一つ目は、北京語の語彙をそのまま使つた誤り。北京語では「主婦」だけでなく、必ず「家庭」をつけ…

ドーナツ

最近台北駅の地下街にもミスタードーナツができました。台北市内では三つ目かな。のぞいて来たところ、噂に違はぬ盛況ぶりで、三十分待ちとのこと。天母に一号店ができた時は二時間待ちもざらだつたとか。自分は時間がなかつたので、買はずにバス停に急いだ…

 『思考のレッスン』丸谷才一(文春文庫)ISBN:4167138166

電車の中で読む。 日本語では否定詞などが文末あり、文を最後まで読まないと意味がとれないので、長い文が書きにくい。日本人は長いセンテンスを書くときは、無意識的に「サイン」(=接続詞など)を出しながら書いてゐる、と。 英語とくらべると、このこと…