「冬ソナ」台湾の大学院の試験問題から
ある大学院(応用日語系)の昨年度の入試問題から引用。
Q 以下の用語の中から五つを選び、中国語30字程度で解説しなさい。
これは難しい。自分自身「ポテンシャル採用」なんて言葉、知らなかつた。普段自分が接してゐる「普通の」大学生だと、二つわかればいいはうだらう。配点は百点満点のうちの十五点(三点×五)で、他は読解と翻訳問題。
日本語を専攻してゐる学生なら日頃から日本のニュースにも目を通しておくべきと出題者は考へてゐるのだらうが、それにしても言葉の選択が時事的に過ぎないか。「冬ソナ」や「セカチュー」が知つておくべき単語だらうか。しかも短縮形だし。日本語の試験といふより雑学クイズのやうな。学生の実力を計るには、もつと基本的な語彙の問題にしたはうがいいと思ふのだけど。大学院の先生方は「冬ソナ」とは何かを理解してゐる学生を採りたいのだらうか。
ついでに同校の二年前の問題も載せておく。
Q 以下の用語から五つを選び、中国語30字程度で解説しなさい。