再びローマ字表記

ちよつとしたことで、うちの住所のローマ字表記が必要になつた。以前id:buttwさんにコメント欄(id:tinuyama:20041009#p1)で教へていただいた下のページで簡単に調べられる。本当に便利。

幸い、うちの住所は「通用拼音」でも「漢語拼音」でも表記は同じで問題はなささうなのだが、念のために実際に郵便局へ行つた時にも尋ねてみた。以下、その時の郵便局員との会話。


「すみません。うちの住所のピンイン表記が知りたいんですが」
「はあ? ピンインぢやなくて、英語で書けばいいでしよ(用英文寫就好)」
自分が言つた「ピンイン」といふ言葉を、大陸式のローマ字表記のことだととられてしまつたやうだ。しかし、中華郵政のホームページにもちやんと「拼音(ピンイン)」と書いてあるのだが。それに「英語で書け」は変だらうよ。台湾の地名は英語ぢやない。そして、何なんだ、この横柄な態度は。


「では、その英語での書き方を教へてもらへませんか。私の住所は……」
「これで自分で調べて」
コピーを綴じて作つた古びた一覧表を渡される。が、きちんとした目次がついてゐないこともあり、自分の住所がなかなか見つけられない。


「すみません。ないやうなんですが」と一覧表を局員に返す。局員は面倒くささうに一覧表のページをめくり始めるが、やはり見つからない。
「xxxx(アルファベット)で、いいんぢやないの。オレはそれでいいと思ふよ」
「「思ふ」ぢやなくて、正確な表記が知りたくて質問してゐるんですが(怒)」
「……」
(気まづい雰囲気)
(気まづい雰囲気)
「あ、ここにあつたよ! あるぢやないか」(発見して、偉さうにふんぞり返る)
で、そこに書いてあつたのは、「通用拼音」でも「漢語拼音」でもない別の表記法。上の中華郵政のホームページでは"jian"となつてゐる「建」の字が、ここでは"chien"と表記されてゐる。こんな不統一な状態でちやんと郵便が届くのか?