感嘆文

上の「なんて・なんか」と形容詞・副詞がいっしょになった文を感嘆文というらしい。しかし、「なんてきれいなんだろう!」などの表現は実際の会話ではほとんど使わないだろう。芝居がかって聞こえてしまう。
『恋するふたりの「感情ことば」ドラマ表現の分析と日本語論』*1には、日本語の感嘆表現のひとつとして、名詞句の表現があげてある。名詞句を文の一部としてではなく、独立させて提示する方法。例えば、

  • 「きれいな花!」

確かに、「この花、きれいですね」や「きれいな花ですね」などよりストレートだし、よく使われているような気もする。しかし、日本語のテキストなどでは見かけたことはないな。こういった表現もクラスで教えてみたい。テレビドラマの一部を使って、終助詞の用法、会話の進め方、終わらせ方などを扱う授業を考えておこう。

*1:泉子・K・メイナード(くろしお出版ASIN:4874242367