台北T校

2級クラス最後の日。6回なんてあっという間。今日は「なんて」「なんと」「なんか」等の使い方の説明等。

  1. なんと馬鹿だったんだろう。(○)
  2. なんて馬鹿だったんだろう。(○)
  3. なんと人だ。(×)
  4. なんて人だ。(○)

しかし不思議だ。ほんのわずかな違いなのに、理屈ぬきで「その表現はダメだ」と判断できる能力が自分の中にある。日本語だから当たり前といえばそうなのだろうけど、ずっと日本語学習者の立場から日本語をながめていると、その能力が何か理不尽なもののようにも感じる。どうして「わかる」んだろう。
また、上の(3)(4)も「いう」があると、「なんと」「なんて」、両者使えたりする。

  • なんという人だ。/なんていう人だ。

クラスでは後に続く言葉が名詞の場合・形容詞の場合などに分けて説明する。しかし、こんな違いは説明を聞いても、どうしようもないだろうと思う。明日になれば、そんな説明はみんな忘れてる。理屈を知らなくても、言葉の微妙な違いがわかるようになるまでには、一体どのくらいその言語に触れていればいいんだろう。自分の息子(4歳)のたどたどしい日本語を聞いてると、恐ろしく長い時間がかかるような気もするが、小学生ぐらいで何か劇的な変化でもあるのだろうか。


今日はコース最後の日ということもあって、DREAMS COME TRUEの「なんて恋したの」を聞かせる。「なんて」「なんか」「なんで」といった言葉がたくさん出てくる。少しでも耳に残ってくれれば。