放送大学のテキスト。章ごとに執筆者が違う。上代、平安と、なんとなくゴタゴタしていて、なかなか頭に入らなかったのだけれど、中世に入ってから途端に読みやすくなる。島内裕子という方が書いている。

古代を舞台にした推理小説か。冠位十二階制の施行を前に戦戦兢兢とする有力氏族達の動向、人々の生活の細かなディテールなどなかなか興味深い。渡来系住民も多く登場するが、当時の言語状況はどんなものだったのだろう。