3割のカップルが「国際結婚」(時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040607-00000435-jij-int

台北7日時事】台湾で中国大陸やベトナムの女性と「国際結婚」する男性が増加している。内政部(内務省)がこのほどまとめた統計によると、2003年に結婚したカップルのうち、女性が「外国籍」であるケースが28%に達し、過去最高を記録した。

以前の日記でも少し書いたことがあるのだけど、もう一度「光華」という雑誌の記事(日本語版)を貼っておきます。興味がある方は目を通してみてください。
台湾に嫁いできた外国人花嫁の思い(2003年11月)


台中の街中でも花嫁斡旋業者の看板をよく見かけるが、目にして気持ちのいいものではない。中には、「処女を保証します」などと書かれているものもあり、やりきれない気分になる。
自分の知り合いの家でも、数年前中国大陸から花嫁を迎えた。自分も結婚式に招待され、その後もあいさつ程度だったが、何度も顔を合わせた。彼女は会うたびにやつれていく感じだった。
部分的にしか知らないが、伝え聞く彼女の待遇はいいものではなかった。
ビザの更新のために彼女が一人で香港へ出国しなければならなかった時のこと*1、彼女がうちに本を借りに来たことがあった。香港での手続きは申請して、その翌日に許可が出るので、一泊しなければならないが、節約のため空港で一晩過ごさなければならないという。そこで時間をつぶすために本を持って行きたいと。ホテルに一泊するお金をもらえないのだ。食事も弁当持参らしかった。家人は本とお菓子などを与えていたが、自分が彼女の立場だったら、屈辱に感じるのではないだろうか。お金がないことも、人に何かをめぐんでもらうことも。
その家庭は、経済的にあまり裕福なほうではなかった。花嫁を迎えるにあたり借金もしていたかもしれない。しかし、それにしてもと思わずにはいられない。
彼女はその後、子供を産んだが、結局その子を台湾に残したまま中国へ帰ってしまった(里帰りしたまま台湾に戻らなかった)。子供に会えないのは辛いだろうが、彼女の悪口を言いまくっているこちらの家族を見ていると、台湾にいるよりはよかったのだろうと思う。
言葉の問題がない彼女でさえこうだったのだ。これがベトナムやフィリピンなどの女性で中国語がまったくできないとしたら。
奇跡的にうまくいっているところもあるかもしれないが、自分はこういった「人買い」を絶対認めない。

*1:偽装結婚防止のためか、婚姻届を出した後も9か月経たないと居留ビザが下りなかった。台湾の法律はよく変わるので今はどうなのか知らないが・・・・・・。