日本語能力試験1級対策
漢字の読み。同じ漢字でも複数の読み方があるものをいくつかさらう。例えば
- 雨:雨戸、雨具、大雨、小雨、春雨、霧雨、豪雨、風雨、雨風、降雨量、酸性雨、時雨、五月雨、梅雨 など
発話状況を無視して、ただ単語をズラリと並べてもすぐに覚えられるわけでもないので、通常の授業ではこんなことはしないのだけれど、試験対策のクラスということで。何年か前の問題に「吹雪」が出題されていたし。小雪、雪上車、雪崩なども。
これだけでは本当に暗記のみのクラスになってしまうので、関連して「母音の交替」について教える。Eの母音で終わる和語の名詞が他の名詞と複合すると、最後の母音がAに変わる現象。
- 雨(あめ)→雨具(あまぐ)
- 風(かぜ)→風上(かざかみ)
- 上(うえ)→上着(うわぎ)
- 金(かね)→金棒(かなぼう) 他
これを知っていると、目(め)→「まつげ」などの関連もわかるようになる。