写真集『九份往事』鄭桑溪

http://www.chinesenet.com.tw/chinesephoto/main/library/sell/book/b20.htm
侯孝賢の映画『悲情城市』の舞台となった九份の写真集(1959〜1966年ごろ)。映画は二二八事件が起こった1947年前後の話。
正直、現在の九份は安易に「観光地化」してしまっていて、興ざめなんですが、この写真集はおすすめ。今のように、観光客だけがゾロゾロ歩いてる街ではなく、実際に人が生活していた当時の街角のスナップ。やはり子供の表情が楽しい。
数年前、台北市美術館でこの作者の個展が開催されていたので、見に行ったら、ご本人がいらっしゃって、サインをもらってしまいました。
(こちらに『悲情城市』のレビューがありました。id:pulin:20040706#p1)