おそろしく退屈な「研習會」

「私立短期補習班主任座談曁公共安全研習會」といふ長つたらしい名称の会合に出席。市内の塾の責任者を集めて、防火設備や授業料返還の際の規則などについて注意事項の説明があつたのだが、そのあまりの退屈さに絶句。小学校の体育館を借り、七百人以上の人間を三時間半も拘束してまでやる必要があるのかと。しかし、「この研習會に担当者が来てゐない塾には後日抜き打ちで検査に行く」とのお達しだつたので行かないわけにはいかないのだけれど。
この人口104万人の都市に、政府の認可を受けた補習班(塾)は1400もあるのださうで、その半数からは人が来てたわけだ。1400といふ数字は、所謂学習塾から、音楽教室、美術、料理、コンピューター、自動車修理など全てを含めたもので、外国語関係の塾はそのうち400ほどだといふ。日本語を教へる補習班だといくつぐらゐあるのか。自分がすぐに名前を言へるのは十ぐらゐしかないが、大手の塾の分校を別々に数へれば、三十は超えるんぢやないかな。