『ふらんす物語』

ふらんす物語 (新潮文庫)

ふらんす物語 (新潮文庫)

高雄からの帰りに読む。
メモ

  • 作中の一人称は「自分は」。
  • 三点リーダーが、「………」と九つの点になつてゐる(p.34)。
  • 「雨に濡れた楓樹の落葉狼藉たる河岸通り(p.35)」の「落葉狼藉」といふ言葉に違和感を覚えたのだけれど、調べてみると「落花狼藉」といふ言葉があるのですね。「狼藉」=「乱暴なふるまひ」といふ語感しかなかつた。
  • 「それにも関らず(p.36)」となつてゐる。
  • なんとなく伊丹十三のエッセイに似てるやうな印象。これは伊丹が影響を受けたんだらうな。