放生

  • 「放生(ほうじょう)」捕らえた生き物を逃がしてやること。仏教の善行の一。(「大辞林」)

台湾では、この「放生」がよく行われており、自分も立ち会ったことがある。亀、小鳥、蛙など様々な動物が野に放される。
ただ、どうも釈然としないのは、これらの動物が「放生用」として売られているということ。
検索してみたら、こちらに写真がありました。

これでは善行ではなく、ただの自己満足にすぎないと思うぞ。それに、自己満足だけならまだしも、放生することが「殺す」ことになっている。自分が同行した時は、たくさんの蛙を山の中に放したのだけど、近くに川もない所で、遠からず死んでしまうのは目に見えていた。上のサイト(下)には「本来生息しない場所に放すことで生態系が乱れたり」しているとの指摘もある。
今日クラスの生徒さんの一人が、「占いの先生に放生したほうがいいと言われたので、週末に行って来たわ」と楽しそうに話していた。こちらの人は、熱心な仏教徒でなくても、この程度の軽いノリで「放生」しているらしい。