お酒を飲んでクラスへ…。

普通に考えると、学生がお酒を飲んで教室へ来るなんて考えられないこと。
しかし、今日はうれしかったです。ホントに。
中小企業の社長さんなんですが、お客さんと食事した後、すぐに日本語のクラスへ来てくれたのです。普通お酒が入っちゃったら、勉強なんかしたくなくなりますよね。それなのに、欠席したくなかったからと言ってちゃんと来てくれたのです。授業中、ずっと水を飲み続けてましたが、いつもよりかなり饒舌になってました(笑)。
このクラスは午後8時半から10時までというかなり遅いクラス。みなさん、社会人(40代50代のおじさん、おばさん方)で仕事が終わってから週に2回『みんなの日本語』を使って勉強しています。仕事で日本語が必要だというわけでもなく、試験のためなどといった明確な目的もない(強いて言えば、カラオケで日本の歌を歌うため)方々なので、ずいぶんゆっくりしたペースで進めています。他の塾や学校などでは1コマで終わるような内容を、2コマ、3コマ使って説明しなければならず、それでもわかってくれないものだから、最初はどうなることかと思ったんですが、自分が担当するようになって、もうすぐ1年。みんな脱落せずによく続いていると思います。
飲み込みの速い大学生相手の授業もいいですが、実はこんなクラスの方が自分にとっての勉強になることは多いです。