引き続き作文添削

台湾では当然のことながら新年といふ雰囲気は全くなく、年末の慌しさもまだ少し先のこと。ここ数日はぽかぽかといい天気で、Tシャツでも大丈夫なほど。
メールをチェックすると、またもや作文添削の依頼が二件。それも研究計画書。かういふモノは塾講師なんかではなく、ちやんとした大学の先生に頼んだはうがいいと思ふぞ。学生としては、日本語の母語話者に一度目を通してもらつて、文法の間違ひなどを指摘してもらへればいいと思つてゐるのかもしれないけれど、正直そんなレベルではありません。日本語の文章を読んでゐるのか、何かの暗号を読んでゐるのかわからなくなる。
まあ、自分の大学時代を思ひ起こしてみれば、締め切りが近づいて藁にもすがりたくなる気持ちもわからないでもない。それに外国語できちんとした長文を書くのは実際大変なことだ。自分のクラスに来てくれたことがある学生の頼みなら、できるかぎり手伝つてやりたいとは思ふ。しかし、もう少し早く書いてくれればいいものを。この時期になつては、「全部書き直し」とは言へないし、学生もそんなことはしたくない。で、とりあへず助詞などの誤りを正し、文単位で最低限意味が通じるやうな表現に直すといふことになるが、全体の構成や内容はそのまま。塾講師といふ立場では、そこまで口を出す必要はないのかもしれないが、なんともストレスがたまる。