ゲームと暴力と引きこもり

ピロリさんのところ(12月14日)から孫引き。

暴力的なゲームを遊ぶことで現実に暴力性が高まるかどうか、ということについては、実験室実験で短時間の行動には影響があるという実験結果が得られている例があるとしながら、長期的に影響があるかどうかは、パネル研究(同一対象への継続的な調査)による検証が必要だという。
http://www.rbbtoday.com/news/20031213/14464.html

この記事とは直接関係はないのだけれど、ちょっと思い出したことをメモして置きます。
自分がアメリカに留学中(もう10年前か…)、必修の芸術(Art)のクラスをとっていた時のこと。演劇に関する授業で、4〜5名ずつのグループに分かれ、先生から与えられたキーワードを使ってその場で3分程度の寸劇を作れ、というのがあった。どんな「劇」をやったかなんて覚えていないけれど、ショックだったのが、自分たちのグループを含む全てのグループが、話を手っ取り早く終わらすために最後に用意した仕掛けが「殺人」だったこと。それも、ほとんどが全員死んで終わり。おい、詰め込み教育じゃないから発想が豊かとかいうイメージもある(のか?)アメリカ人の大学生も結局みんな同じかよ、と思うと同時に、「死」があまりにも軽く扱われていることに正直びっくりした記憶がある。当時は、ゲームじゃなく、映画やTVの暴力の影響がとりざたれていたんだけど、このクラスのような状況を見ると、なにかしらの影響はあるのではと思わされた。まあ、実際に「やる」かどうかはともかくとしても、ピロリさんが書いているような「それって、当たり前じゃん」っていうカンジはあると思う。